遺言を作成するということに抵抗を感じますか?

自分の死んだ後の事なんて家族に任せたい…

そんな事考えたくない…
ご両親の相続を考えるためにご相談にいらっしゃる方も、
上記のように後ろ向きに捉えがちなご両親が多い印象です。
では、実際に遺言を作成する人はどれくらいいるのか見てみましょう。
実はここ十年ほどで、遺言を作成する人は約1.5倍に増加しています。
しかも、これは公正証書遺言という、公証役場で作成するもののみの数値です。
自筆証書遺言の作成件数は統計データがないのでわからないものの、
自筆証書遺言で手続きする際に必要となる家庭裁判所での「検認」の件数が
平成30年の時点で年間1万7,000件ほどあります。(司法統計より)
ですので、遺言を書かれた経験がある方はもう少し統計上の数字より多いと思われます。
また、自筆証書遺言の保管制度が本年の2020年からスタートし、
遺言作成の敷居が少し低くなったのではないかと実感しています。

自筆証書遺言書保管制度が始まっています
自筆証書遺言の保管制度が2020年7月10日から始まっています。 保管の流れ 簡単に流れをお伝えします。詳しくは法務省のサイトをご覧ください。 ①遺言書を作成する 通常の自筆証書遺言と異なり、余白を定めて記述する必要があります。詳し...
そのため、今後も遺言を残される方は増加していくのではないでしょうか。
いつなにが起こるかわからない時代に、ご家族を安心させるためにも
あなたも遺言を残してみてはいかがでしょうか。